2023年度 活動報告
令和5年11月22日(水)に第6回シンポジウム「~環境DNA研究の最前線と企業の取り組み~」を開催しました
令年5年11月22日(水)に、第6回山口大学・環境DNA研究センターシンポジウム「~環境DNA研究の最前線と企業の取り組み~」が山口大学工学部会場とWEB配信で開催されました。
会場には22名、WEBでは270名の方にご参加いただきました。
シンポジウムでは、学内外の5名の講師の皆様に環境DNAの研究や取り組みについてご講演をいただきました。
講演会終了後には会場限定で意見交換会が行われ、積極的な質疑が飛び交い、大変有意義な場となりました。
●講演題目
(参加申込時に配布されたパスワードを入力いただくと講演資料をご確認いただけます)
1.京都大学大学院 情報学研究科 助教 辻 冴月 氏
「環境DNA系統地理:水を汲んで生物の地理的分化パターンを明らかにする」
2.信州大学 理学部 特任助教 竹中 將起 氏
「昆虫類におけるMtInsects-16Sプライマーを用いた環境DNA研究−従来のCOIプライマーとの比較−」
3.応用地質株式会社 地球環境事業部 応用生態工学研究所 所長 沖津 二朗 氏
「環境DNAでのダム湖魚類相の可視化への挑戦」
4.国土交通省 水管理・国土保全局 河川環境課 阿河 一穂 氏
「河川環境調査における環境DNAの活用の可能性」
5.山口大学大学院 創成科学研究科 准教授(特命) 宮園 誠二 氏
「環境DNAを用いた流域網羅的な魚類多様性評価」
意見交換会の様子
2022年度 活動報告
令和4年10月11日(火)にWEB講演会「~環境DNA研究の最前線と企業の取り組み~」を開催しました
令年4年10月11日(火)に、第5回山口大学・環境DNA研究センターシンポジウム「~環境DNA研究の最前線と企業の取り組み~」がWEB開催され、390名の方にご参加いただきました。
講演者の方にはワンヘルスの事例や具体的な研究手法の紹介の他、昆虫や魚類の環境DNA研究の事例について実験データと共に紹介をしていただきました。
参加された方々は環境DNA研究に深い関心を持たれており、積極的な質疑が飛び交い、大変有意義な場となりました。
講演題目
1. 大阪大学微生物病研究所感染機構研究部門分子ウイルス分野・教授 渡辺登喜子
「ワンヘルスと人獣共通感染症 〜人、動物、環境、そしてウイルス〜」
2. ㈱大林組技術研究所 洲﨑雄
「屋内の埃に含まれる節足動物の環境DNA解析の検討」
3. ㈱エコー河川環境部 平田真二
「大河川下流域で魚類調査を行う場合の効率的な採水方法について & 定量PCRにより魚類の行動予測は可能か?」
4. 国立環境研究所生物多様性領域環境ゲノム研究推進室・琵琶湖分室(兼務) 今藤夏子
「環境DNAによる昆虫多様性検出とデータベースの重要性」
5. 日本工営㈱中央研究所先端研究センター・専門部長 今村 史子、山口大学環境DNA研究センター・准教授(特命) 中尾 遼平
「環境DNA調査のための「画期的」なサンプリングツール及びDNA回収方法の開発と適用」
2021年度 活動報告
令和4年3月22日(火)にWEB講演会「先端技術を活用した干潟の生物生息場の把握」を開催しました
令年4年3月22日(火)に、グローカル環境・防災学研究&環境DNA研究コンソーシアム講演会「先端技術を活用した干潟の生物生息場の把握」がハイブリッド形式で開催され、会員のみWEB 22名、会場7名が参加しました。
以下の内容でご講演いただき、UAVや環境DNAを用いて、干潟という特殊な環境・地形における生物の広域分布を推定する方法について多数質問がありました。
また、他生物への応用についても活発に議論がなされました。
1. 九州大学大学院農学研究院・助教 小山彰彦
講演題目:「UAV-SfMと環境DNAによるカブトガニのモニタリング技術構築の試み」
2. 山口大学大学院創成科学研究科・准教授 山本浩一
講演題目:「UAVを用いたカブトガニ幼生個体検出および生息分布推定」
3. 山口大学大学院創成科学研究科・准教授(特命) 中尾遼平
講演題目:「汽水域でも通用する環境DNA調査・分析手法の検討」
WEBシンポジウム「環境DNA研究の最前線」を開催しました
令和3年9月6日(月)に第4回山口大学・環境DNA研究センターシンポジウム~環境DNA研究の最前線~がWEB開催されました。
シンポジウムでは、4名の研究者から先進的な環境DNA研究に関する講演を頂きました。
シンポジウムには官公庁、民間、一般、大学から375名の参加があり、参加された方々は環境DNA研究に深い関心を持たれており、積極的な質疑が飛び交い、大変有意義な場となりました。
【講演内容】
1.北海道大学大学院工学研究院・准教授 北島 正章
講演題目:「下水疫学による新型コロナウイルス感染症の流行把握と変異株の早期検知」
講演資料PDF
2.鳥取大学農学部共同獣医学科・准教授 笛吹 達史
講演題目:「野生水禽のインフルエンザウイルスサーベイランス~新たな監視対象としての環境水の可能性~」
講演資料PDF
3.京都大学白眉センター・特定准教授 潮 雅之 事前公開PDFはこちら
「環境DNAメタバーコーディングのライブラリ調整迅速化・省力化に向けて」
講演資料PDF
4.兵庫県立大学大学院情報科学研究科・准教授 土居 秀幸
講演題目:「環境DNAから生態系の動態を追う:現場迅速分析と堆積物コア分析」
講演資料PDF
注)PDFにはパスワードがかかっております。参加申込者にはパスワードをお知らせしております。
2020年度 活動報告
WEBシンポジウム「環境DNA研究の最前線と企業の取り組み」を開催しました
2020年8月25日(火)に第3回山口大学・環境DNA研究センターシンポジウム~環境DNA研究の最前線と企業の取り組み~がWEB開催され、官公庁・民間・一般、大学、学生約260名にご参加いただき大変有意義なシンポジウムとなりました。
- 「下水中のSARS-CoV-2検出による流行早期検知の可能性」
富山県立大学工学部環境・社会基盤工学科・講師 端 昭彦 - 「水産資源と水資源の管理における環境DNA:実例と可能性について」
九州大学大学院農学研究院・助教 栗田喜久 - 「定量メタバーコーディング法を用いた魚類環境DNAの多種網羅的な定量評価」
山口大学環境DNA研究センター・学術研究員 辻 冴月 - 「分析会社の視点で見る環境DNA」
株式会社環境総合リサーチ 芝田直樹 - 「環境DNAを用いた生物モニタリングへの取り組み」
鹿島建設株式会社技術研究所 越川義功 - 「環境流体を可視化するDNAトレーサーの開発」
日本工営株式会社中央研究所 今村史子
2020年6月18日「新型コロナウイルスの拡散・収束に関するダイナミックモデル解析」が開催されました
2020年6月18日(木)に「新型コロナウイルスの拡散・収束に関するダイナミックモデル解析」と題して、広島大学名誉教授・山本民次先生(流域圏環境再生センター センター長)のWEB講演会が開催されました。(主催:グローカル環境・防災学研究会 後援:環境DNA研究センター)
山本先生は水圏生態系の環境保全・修復・再生、特に生態系モデルによる物質循環解析を行われてきましたが、この度の新型コロナの蔓延に対しても感染症モデルを独自に改良され、新型コロナの拡大・収束の予測結果をご講演いただきました。
民間や行政、学生らおよそ70名が参加し、大変有意義な講演会となりました。
2019年度 活動報告
2020年1月16日文部科学省から視察に来られました
文部科学省より増子 宏文部科学省大臣官房審議官(研究振興局担当)が、当センターへ視察に来られました。
中尾特命助教から環境DNA研究センターの設立の目的や研究背景の説明、活動紹介をさせていただきました。
環境DNA研究センターのエクスカーションを実施しました
第2回シンポジウムの翌日2019年9月18日(水)に,事前にご応募いただいた方々へセンターのエクスカーションを実施しました.
実際にサンプルを処理する際のコンタミネーションの防止対策や分析の流れをご紹介しました。
みなさまから積極的なご質問やご意見をいただき、大変有意義な見学会となりました。当センターでは今後もエクスカーション等検討していく予定です。
ご依頼やお問い合わせは分析・解析サービスページのお問い合わせフォームより随時受け付けております。
第2回環境DNA研究センターシンポジウム
2019 年9月 17 日(火)に国際ホテル宇部 において,第2回山口大学・環境DNA研究センターシンポジウム~環境DNA研究の最前線と企業の取り組み~が開催されました。
シンポジウムでは環境DNA研究の第一人者である宮正樹先生氏(千葉県立中央博物館 生態・環境研究部長)をお招きし特別講演を頂いただいたのに加え,2名の研究者,関連企業3社の取り組みや今後への期待について講演を頂きました。
シンポジウムには官公庁,民間企業,一般の方々,大学から110名に参加し、引き続き行われた懇親会にも50名の参加がありました。参加された方々は環境DNA研究に深い関心を持たれており,積極的な質疑が飛び交い,大変有意義な場となりました。
また,新聞報道機関の取材もあり,本センターへの期待の高さがうかがわれました。
日時 | 2019年9月17日(火)12:50-17:00 |
---|---|
会場 | 国際ホテル宇部 |
題目 | ~環境DNA研究の最前線と企業の取り組み~ |
プログラム |
|