宇部市内の下水中の新型コロナウイルスの定期モニタリングの結果(継続)
下水サーベイランス
下水サーベイランスとは
*下水に含まれる物質(病原微生物・化学物質など)を検出・定量し、下水集水域における情報を得るものです。
*新型コロナウイルスの感染者は、症状の有無にかかわらず、糞便や唾液に
ウイルスを排出することが知られています。
*下水中の新型コロナウイルスを調査することで、受診行動や、検査数など、
人の行動バイアスに影響されることなく、無症状感染者を含めた感染状況
・傾向を反映する客観的指標としての活用が期待されています。
*宇部市と山口大学、日本工営株式会社の共同体グループは、
・地域の流行状況を把握
・効果的な感染防止対策を講じるためのシステム
についての可能性を検討することを目的とし、下水サーベイランスの実施・継続を
行っています。
調査結果
新規感染者情報は、宇部市環境保健所管内で報告された人数を記載しております。
(宇部市、山陽小野田市、美祢市)
新規感染者情報は、宇部市環境保健所管内の指定病院(10施設)において確認された新規感染者の
人数を記載しております。(宇部市、山陽小野田市、美祢市)
5月8日から新型コロナウイル感染症の5類感染症への移行に伴い、感染者数の公表形式が変更に
なりました。今後は、指定医療機関から報告された1週間分の感染者数の報告を受け、
1週間ごとに公表されます。
詳しくは、山口県の「新型コロナウイルス感染症関連情報・感染に関する情報」をご確認ください。
https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/soshiki/19/100332.html
*2022年9月27日以降の患者数
➤ 新規感染者数の集計方法が変更になったため、3市(山陽小野田市、美祢市)の
合計から宇部市の感染者数を推定しています。
*公表結果は、データの精度の向上のために再解析・再分析を行う場合があります。
その場合、公表データ・グラフを訂正・修正を行うことがございます。
ご了承ください。
調査概要
<調査期間>2022年9月~
<調査施設>
宇部市
・東部浄化センター
・西部浄化センター
*2022年9月~11月までは、各浄化センターの分流式・合流式下水道の合計4地点で実施
*2022年12月以降は、各浄化センター分流式下水道の合計2地点で実施
<調査内容>
週1回、流入下水に浸漬した脱脂綿試料中の新型コロナウイルス濃度を測定
下水からの感染リスクについて
*下水サーベイランスは、下水からの感染リスクを評価しているものではありません。
地域の感染状況や傾向を反映する「指標」「情報源」として測定しています。
*下水から測定している新型コロナウイルスは、ウイルスの遺伝子の一部であり、
下水からウイルスが検出された場合、必ずしも感染力を持ったウイルスが存在する
ものではありません。
*WHO(世界保健機関)からは、「感染者の糞便から新型コロナウイルスに
感染するリスクは低い」と公表されており、下水から新型コロナウイルスに感染
するリスクは低いと考えられています。
お問い合わせ先
【山口大学】■本実証事業担当
山口大学大学院創成科学研究科(工学系学域)
社会建設工学分野 教授 赤松 良久
TEL:0836-85-9342
■広報担当
国立大学法人山口大学 総務企画部総務課広報室
TEL:083-933-5007
FAX:083-933-5013
【日本工営株式会社】
■本実証事業担当
日本工営株式会社
中央研究所 先端研究センター チーフスペシャリスト 今村 史子
TEL:029-871-2072
■報道関係者からのお問い合わせ先
日本工営株式会社 コーポレートコミュニケーション室
TEL:03-5276-2454
【宇部市】
■本実証事業担当
宇部市
土木建設部下水道施設課
TEL:0836-33-3779
FAX:0836-21-6490