パッシブサンプリング法
環境DNA研究センターでは、日本工営株式会社と開発した新技術での解析を行っています。
採水による環境DNA調査の課題や、従来の圧搾や揉み出しによる環境DNA回収の課題を解決した新手法であり、より現地の生物相を詳細に反映した成果を得ることができます。
新技術の効果
この新技術は、シリンジに回収した海綿を分析室に持ち帰り、タンパク質分解酵素を添加して処理することで、海綿にしっかりトラップされている環境DNAを根こそぎ回収するものです。 (特願2022-162855)処理後のシリンジ内の溶液からのDNA抽出は、広く使われているDN easy Blood & Tissue Kit(QIAGEN社製)を用いた手法でも高収量が得られていますが、Direct Capture(プロメガ社製)を使うとさらに収量が得られることが確認されています。
対応可能な解析
- 種特異(ウイルス)解析
- 種特異(その他)解析
- メタバーコーディングによる魚類の網羅的解析
分析の流れ
サンプラーと回収用のシリンジをお届けします。現地にサンプラーを設置し、調査後シリンジに回収、シリンジのまま冷凍で返送ください。分析費用
分析内容 | 金額 |
---|---|
種特異的解析(ウイルス) | 35,500円/1検体 |
種特異的解析(その他) | 33,400円/1検体 |
網羅的解析 (メタバーコーディング解析) |
47,500円/1検体 |